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アジア 7年前

東南アジアを熱狂させるスズキ杯の注目株を一挙紹介!“インドネシアのイニエスタ”に元チェルシーFWも

text by 宇佐美淳 photo by Getty Images

「タイのメッシ」に「インドネシアのイニエスタ」も?

エヴァン・ディマス
「インドネシアのイニエスタ」ことエヴァン・ディマス(背番号6番)【写真:Getty Images】

MF:ルオン・スアン・チュオン(ベトナム代表:21歳)
 ホアン・アイン・ザライ(HAGL)から今季、韓国1部仁川ユナイテッドに期限付き移籍したベトナム屈指のレジスタ。広い視野と正確なキックが持ち味で、現ベトナム代表では、攻撃の殆どで彼が起点となっている。グエン・フー・タン監督体制となって以降、既に4アシストを記録。同じくHAGL出身の同年代には、FWグエン・コン・フオン(水戸)、グエン・トゥアン・アイン(横浜FC)がいるが、A代表で定位置を不動のものにしているのは、ルオン・スアン・チュオンのみだ。

MF:チャナティプ・ソングラシン(タイ代表:23歳)
 ご存じ「タイのメッシ」。前回大会ではMVPに選出され、タイの4度目の優勝に大きく貢献。足に吸い付くようなドリブルは対戦相手にとって脅威となっている。今季から所属するムアントン・ユナイテッドでも活躍し、移籍初年度からリーグ優勝を経験。本人も海外志向が強く、以前からJリーグをはじめ海外移籍の噂が絶えないが、東南アジア最高の選手としていずれは“その時”がやってくるだろう。

MF:エヴァン・ディマス(インドネシア代表:21歳)
 才能ある若手が続々育っている東南アジアのサッカー界だが、エヴァン・ディマスはその筆頭だろう。人呼んで「インドネシアのイニエスタ」。元U-19インドネシア代表の主将で、2013年のAFF U-19選手権決勝ではグエン・コン・フオン擁するベトナムをPK戦の末に下して優勝している。2015年には、スペイン2部UEリャゴステラの練習に参加した。

FW:フィリップ・ヤングハズバンド(フィリピン代表:29歳)
 イギリス、フランス、ドイツ、日本など、海外出身選手で積極的な補強を続けるフィリピン代表のエースストライカー。チェルシーの下部組織出身で、2006年にフィリピン代表に選出され、これまでに国際Aマッチ82試合に出場して42ゴールを挙げている。これはいずれもシンガポールでは歴代最多記録である。

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