現在の世界で最高齢の人物である女性は、FCバルセロナが設立されたのと同じ日に誕生し、117年間という同じ時間を生きてきたという。1日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

　存命する人物の中で最も長寿なのは、イタリアのエマ・モラノ＝マーティヌッジィさんという女性。1899年11月29日に生まれた彼女は、1890年代生まれの最後の存命者であり、3世紀にまたがって生きてきた現在唯一の人物だ。今年5月にアメリカの長寿女性が死去したことで、世界最高齢の人物となった。

　エマさんが生まれたその日は奇しくも、世界で最も成功したサッカークラブのひとつであるバルセロナが誕生した日でもあった。スイス人実業家ジョアン・ガンペールの呼びかけに応えた11人によってバルサが設立されたのは1899年11月29日だったとされている。

　エマさんとバルサの間に接点があったわけではないが、両者は同じ時間を生き、今週117歳の“誕生日“を迎えた。バルサの宿敵レアル・マドリーが設立されたのはエマさんが2歳の時。バルサがリーガエスパニョーラ初優勝を飾った1929年には29歳、初の欧州制覇を成し遂げた1992年にはすでに92歳だった。

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