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ドログバ、”チャリティー詐欺”の疑い晴れるも「ミスリードがあった」と批判

text by 編集部 photo by Getty Images

ディディエ・ドログバ
元コートジボワール代表のディディエ・ドログバ【写真:Getty Images】

 元コートジボワール代表のFWディディエ・ドログバは、自身の主催するチャリティーを通して不正を行った可能性があるという疑いをかけられていたが、不正は確認されなかったことが調査機関により発表された。2日付の英メディア『BBC』などが伝えている。

 英紙『デイリー・メール』は今年4月に、ドログバが自身の基金を通してイギリスで集めた寄付金170万ポンド(約2億4400万円)のうち、1%にも満たない1万4000ポンド(約200万円)ほどしかチャリティー目的に使用されなかったとの報道を行った。イギリスのチャリティー委員会はこれを受け調査を開始していた。

 7ヶ月間の調査を経て発表された結果によれば、「詐欺や汚職の証拠は見つからなかった」とのことだ。だが、寄付金は英国の銀行口座に基金として残されており、アフリカでの病院建設などに用いる目的で寄付を募っていたという「ミスリード」があったという問題点も指摘されている。

 ドログバはこの結果を受け、インスタグラムで声明を出した。「一切の不正や詐欺や汚職はないことが確認された。4月にデイリー・メールが行った主張は全くの虚偽だと当初から言ってきた通りであり、それが支持されたことを嬉しく思う」と述べている。

 メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトでプレーしていたドログバは、今シーズン限りでの退団を表明。38歳となった今でも健在ぶりを見せており、今後の去就が注目される。

【了】

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