格下相手に取りこぼさないミラン。再び試される勝負強さ

 現地時間4日、ミランはホームにクロトーネを迎える。昨季は下位相手の取りこぼしが目立ったが、今季はここまで安定している。だからこその好調だ。降格圏に低迷するクロトーネから、無事勝ち点3を得られるだろうか。(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

2016年12月04日(Sun)12時57分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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好調ミラン、昨季との違いは…

ジャンルカ・ラパドゥーラ
好調ミランの前線で躍動するジャンルカ・ラパドゥーラ【写真:Getty Images】

 今シーズンのミランが今までと違うところは、下位からの取りこぼしがないことである。現在18位以下に沈むペスカーラ、パレルモからそれぞれ1勝を挙げている。

 昨シーズンを振り返ると、降格したカルピ、フロジノーネ、エラス・ヴェローナから合計6試合で一勝しか挙げることができなかった。サッスオーロと勝ち点4の差でヨーロッパリーグ出場権を逃したミランにとっては、ここでの取りこぼしが響いたという言い方もできる。むろん現時点でペスカーラやパレルモが降格すると決めつけるのはあまりに早計だが、とにかく取りこぼしは禁物ということである。

 もっともさきのペスカーラ戦も、またパレルモ戦も、内容ではかなり厳しい試合だった。両方とも苦しいところでゴールを決めて勝負をものにしてきたが、こうしたことがクロトーネ相手にもできるかどうかが試合のポイントになる。

 クラブ史上初のセリエA昇格を果たしたクロトーネは現在19位。経営規模が小さくて補強は期待できず、しかも昇格の原動力だったイヴァン・ユリッチ監督をジェノアに引き抜かれたとあっては、パワーダウンは否めなかった。苦戦が続き、ようやく初勝利を挙げたのは開幕から2ヶ月以上もたった10月30日の第11節キエーボ・ヴェローナ戦だった。

 ただしチーム自体はダビデ・ニコラ新監督のもと、攻撃的な内容のサッカーを展開している。戦力差が響いて後半には押し負けるが、格上相手にも攻めてリードを奪った試合も少なくなかった。

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