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【ミラン 2-1 クロトーネ　セリエA 第15節】

　イタリア・セリエA第15節が現地時間の4日に行なわれ、ミランはホームでクロトーネと対戦。先制を許しながらも、パシャリッチとラパドゥーラの得点により2-1で逆転勝利を収めている。

　ここ4試合で3勝1分けを記録し、首位ユベントスを追い続けている3位のミランは、前節2得点と好調なFWラパドゥーラを引き続き先発に起用。ニアンも先発に復帰し、ボナベントゥーラ不在の中盤にはソサが入った。

　先手を取ったのは意外にも、今季1勝のみと苦戦を強いられているアウェイのクロトーネだった。26分、左サイドからのボールを受けてエリア内に侵入したローデンがデ・シリオともつれて転倒しながらもボールを残し、これを受けたファルチネッリが2試合連続ゴールを蹴り込んだ。

　反撃に転じるミランは40分にオフサイドラインを破ったニアンが決定的なチャンスを決められず。だがこのプレーで得たコーナーキックから、パレッタがニアで流したボールにパシャリッチが頭で合わせて同点に追いついた。今季チェルシーからのレンタルで加入したパシャリッチはイタリアでの初ゴール。

　1-1で折り返した後半立ち上がりにはミランに逆転の絶好のチャンス。ラパドゥーラがエリア内でクリセティグに倒されてPKを獲得したが、ニアンがゴール左隅を狙ったシュートはGKコルダツの見事な反応でセーブされてしまう。

　そのまま同点で時間が経過し、終盤を迎えてモンテッラ監督が動く。ソサに代えてルイス・アドリアーノを投入したのに続き、81分には精彩を欠いていたニアンを下げて本田を送り出した。5試合ぶりの出場となった本田は、ニアンのいた左サイドにそのまま入る。

　短い時間で積極的に攻撃に絡む姿勢を見せていた本田は、86分には左サイドの遠い位置からのフリーキックをゴール前へ蹴り入れる。クロトーネDFがクリアしそこねたボールをラパドゥーラが拾うと、2-1の逆転ゴールを蹴り込んでミランに勝利をもたらした。2連勝を収めたミランは首位ユベントスとの4ポイント差を守っている。　

【得点者】
26分 0-1 ファルチネッリ（クロトーネ）
41分 1-1 パシャリッチ（ミラン）
86分 2-1 ラパドゥーラ（ミラン）

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【了】