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「退場2回以内ならボーナス」。”問題児”バロテッリとリバプールの契約が明かされる

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・バロテッリ
元リバプールのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

 ピッチ内外で様々な問題を起こしてきたFWマリオ・バロテッリをチームに迎えるにあたって、リバプールは同選手の行動を律するための条項を契約に盛り込んでいたようだ。「フットボール・リークス」により明かされた契約内容を4日付の英紙『サンデー・タイムズ』が伝えた。

 バロテッリは2014年夏にミランからリバプールへ移籍。”問題児”として知られるイタリアのストライカーを獲得したのは「ギャンブル」だったと当時のブレンダン・ロジャース監督も認めていたが、契約にボーナスを盛り込む形で、問題行動に対する予防策も取っていたという。

「契約期間の各シーズンに、暴力行為や相手選手などへの唾吐き、侮辱的発言やジェスチャーなどで3回かそれ以上の退場処分を受けなければ、シーズン終了時にボーナス100万ポンド(約1億4400万円)が支払われる」という条項がリバプールとバロテッリの契約に含まれていたとのことだ。

 リバプールで過ごした2014/15シーズンは中盤戦以降急激に出場機会を失ったバロテッリだが、最終的に公式戦28試合に出場してレッドカードは一度も受けていない。一方、契約にはプレミアリーグでの1ゴールあたり5万ポンド(約720万円)というボーナスも設定されていたが、シーズンを通して1ゴールしか決めることができなかった。

 リバプールで活躍を見せられなかったバロテッリは、古巣ミランへのレンタルを経て今季からニースへ移籍。ニースではすでに一度退場処分を受けたが、誤審だったと認められたことでその後取り消されている。

【了】

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