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香川真司 7年前

ドルト、レアル戦の秘策は「創造性の放棄」。“野戦病院”状態で挑むCL首位通過への応急処置

ドルトムントは現地時間7日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節でレアル・マドリーとアウェイで対戦する。すでに両チームとも決勝トーナメント進出を決めており、ドルトムントは引き分け以上で首位通過が決まる。しかし、現在のチームは香川真司ら多くの選手がけが人を抱える“野戦病院”状態だ。レアル戦では、「創造性の放棄」が首位通過への鍵となるかもしれない。(取材・文:本田千尋【マドリード】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ドルトムント、CL首位通過懸けレアル戦へ

香川
ドルトムントは香川真司ら多くの選手がレアル・マドリー戦を欠場する【写真:Getty Images】

 創造性を放棄する。2016年12月7日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)、ボルシア・ドルトムントはアウェイでレアル・マドリードと戦う。

 5戦を終えて4勝1分の勝ち点13、グループFで首位に立つドルトムント。既に決勝トーナメント進出は決まっている。文句の付けようのない戦績だ。最終戦となるこのレアル戦で引き分け以上に終われば、1位通過が決まる。

 しかし、ここで無理に1位を狙いに行く必要はないだろう。今季は特に10月、野戦病院化して怪我人の問題に悩まされた。3日のボルシアMG戦では、36分にシャヒンが膝を痛めて前半の内に途中交代する。現在もゲレイロと香川真司は離脱中だ。

 もちろん一頃に比べれば負傷離脱者は大幅に減り、U-19の選手まで駆り出してベンチに加える必要はなくなった。しかしボルシアMG戦のシャヒンのような突発的な事態もあり得ることを考えれば、レアル戦で無理をしてさらに負傷者を出すことは避けたい。

 よって監督トーマス・トゥヘルも、3日のボルシアMG戦からはメンバーを入れ替えてくるだろう。ボルシアMG戦ではベンチスタートだったシュールレ、バイグルらが先発に名を連ねるはずだ。

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