浅野拓磨・細貝萌・太田宏介、欧州非メジャー組の現在地。タフな戦いで得た納得の充実感

2016年12月22日(Thu)10時30分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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2部でも体感できる「世界基準」。浅野の充実感

浅野拓磨
シュツットガルトの浅野拓磨【写真:Getty Images】

 アーセナルからのレンタルで同じシュツットガルトに加わった浅野は細貝よりコンスタントにピッチに立っている。9月9日のハイデンヘイム戦で2部デビューを飾り、10月30日のカールスルーエ戦で初ゴールを記録。ここまで12試合に出場し、ポジションも最前線から両サイドまで幅広く担っている。

 前述のハノーファー戦ではここ数試合同様、4-3-3の左サイドで先発出場。シモン・テローデの先制弾の場面でも自らのトラップミスが幸いしてアシストにつながる働きを見せた。が、前半30分の決定機をシュートミスし、チームも1-2で逆転負けを喫するなど、本人にしてみれば、実にホロ苦い結果だったという。

「トラップミスしたところはシュートを打たないといけない場面だったし、スピードに乗った中でのトラップはやはり難しい。スリッピーで少しボコボコしたグランドでは正確性が欠けているなと自分でも感じます。

 シュートミスした時も、切り返して相手をかわすところまで持っていけたことは今までよりゴール前の余裕が出て、駆け引きもできるようになってきた証拠だと思うけど、やっぱり決めてナンボ。勝ってナンボの世界なんで、そこを高めていくしかない。ここまでの自分のパフォーマンスは全然納得できていません」と彼はキッパリを言い切った。

 彼ら2人は日々、もがき苦しんでいる状況だが、ブンデス2部にいることを決してマイナスには捉えていない。細貝は「カテゴリーを気にしているのは周りだけ。僕は自分をしっかり評価できる環境でやりたかった。シュツットガルトは星のついている(優勝=マイスターシャーレ獲得経験のあるクラブという意味)クラブだし、全く迷いはなかった」と語る。

 浅野も「できないことも沢山あるけど、自分の通用する部分も明確になってきている。スピードを生かした部分はこっちでも通じるという自信が出てきているので、あとは寄せの速さやグラウンドの難しさといった部分にもっと順応していければいいと思います」とJリーグで感じられなかった「世界基準」を日々体感しているという。

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