レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、ボルシア・ドルトムントで頭角を現しているMFウスマン・デンベレを高く評価しているようだ。24日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在19歳のデンベレは、今季レンヌからドルトムントに加入。トーマス・トゥヘル監督のチームで安定した出場機会を得て活躍を見せており、9月にはフランス代表にもデビューを果たした。

　2016年フランス年間最優秀選手の審査員を務めたジダン監督は、すでにクラブや代表での実績が豊富な選手たちだけでなく、デンベレにも票を投じたことが明らかにされている。母国フランスの新星に高い評価を与えている模様だ。

　年間最優秀選手の選出にあたり、ジダン監督は1位にカリム・ベンゼマ、2位にラファエル・ヴァランと、自らの率いるクラブから上位2名を選出。3位にはアトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマン、4位にデンベレ、5位にマンチェスター・ユナイテッドのMFポール・ポグバを選んだ。

　最終的には、EURO2016得点王に輝くなどの活躍を見せたグリーズマンが年間最優秀選手に選ばれている。30名の元選手で構成される審査員のうち、デンベレに票を投じたのはジダン監督を含め3名だけだったという。

　マドリーは、デンベレを含む数人の選手たちに関し、優先的に獲得交渉を行うための合意をドルトムントとの間で取り付けたと報じられたこともあった。ドルトムント側はその後これを否定したが、ジダン監督がデンベレのプレーに好印象を抱いていることは確かなようだ。

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