レアル・マドリーが誇る伝説的メキシコ人ストライカー、ウーゴ・サンチェス氏は、「クリスティアーノ・ロナウドは、私たちを過去のものとした」と現エースの活躍を称えている。30日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

　1980年代後半のマドリーのリーガ5連覇時のエースストライカーとして、5度のリーガ得点王に輝いたサンチェス氏は、同紙のロングインタビューに登場し「ジネディーヌ・ジダン監督はその知性や才能を持ってチームを最高のトップへ導いた。非常に喜ばしい」と現在のマドリーを評価する。

　そして、マドリー歴代最高のストライカーという質問には「どの時代にもチーム内には素晴らしいストライカーがいた。アルフレド・ディ・ステファノ氏、フェレンツ・プスカシュ氏、ラウール氏、そしてクリスティアーノ・ロナウドら、、。また、サンティリャーナ氏、イバン・サモラーノ氏など得点王を獲っていないが素晴らしいFWもいた。だが、クリスティアーノはそんな全ての人々を超えてしまっている。まだゴールし続け、さらに遠くへと行くことだろう」と現エースの活躍を称賛している。

　現在はマドリー関連の役職についていないサンチェス氏だが「もっとマドリーの役に立ちたいと思っている。エミリオ・ブトラゲーニョ氏がメキシコに来るたびに、私にそうしたオファーをくれるし、それはうれしいことだ。かつてはリーガの親善大使も務めたりした。今はマドリーと公式的なつながりはないが、クラブを愛しているし、つながりが持てればと思っている」と述べる。最近でも、かつての有力OBたちが様々な形でクラブに戻ってきている中、サンチェス氏が再びマドリーに戻ってくる日を楽しみにしているファンも多いことだろう。

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