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HSVのクラブ幹部が行方不明に。2日間消息を絶ち警察が捜索中

text by 編集部 photo by Getty Images

ハンブルガーSV
ハンブルガーSVのフラッグ【写真:Getty Images】

 日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVのマーケティングディレクターを務める44歳のティモ・クラウス氏が行方不明になり、現在警察が捜索中だという。9日付の独紙『ビルト』などが報じている。

 クラウス氏は、先週土曜日の夜にハンブルクにある飲食店で開かれたパーティに何名かの同僚と出席したようだ。そこでかなり泥酔したとされているクラウス氏は、帰宅するため23時30分頃に同僚に付き添われてタクシーに搭乗した後、行方をくらましたという。

 警察の調べによると、クラウス氏はハンブルク中央駅の近くで携帯電話をかけた後に、パーティが開かれた場所からそれほど遠くはないハンブルク港沿いにあるキャップ・サン・ディエゴ博物館の近くで再び携帯電話で通話したことが判明したとのこと。

 その後に完全に音信不通となったことから、警察はエルベ川に転落した可能性も考慮して川も捜索。しかし、手掛かりとなるような形跡は何1つ見つからなかったようだ。

 これを受けて、クラブはソーシャルネットワークを通じて市民にクラウス氏の捜索に力を貸してもらえるよう要求。また、クラウス氏の義理の姉であるクラウディア・ハンマさんは、「全ての病院に問い合わせた。彼はとても責任感の強い男性だから余計に心配している」と述べ、不安な心境を伝えている。

 ハンブルガーSVでは、昨年9月にクラブの投資家エルンスト・ブルマイスター氏が強盗に遭って殺害される事件が発生。警察は、現時点では悲劇的な事件に巻き込まれた可能性は低いという見解を示しているものの、家族はこのような事件に巻き込まれた可能性もあるとみて心配しているとも報じられている。

【了】

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