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ユーベ、因縁対決はビオラに軍配。1試合未消化も2位と勝ち点差1の状況に

text by 編集部 photo by Getty Images

フィオレンティーナ
キエーザ(実際にはバデリ)のゴールを喜ぶフィオレンティーナの選手たち【写真:Getty Images】

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【フィオレンティーナ 2-1 ユベントス セリエA 第20節】

 イタリア・セリエA第20節が現地時間15日に行なわれ、ユベントスはアウェイでフィオレンティーナと対戦。ニコラ・カリニッチなどのゴールにより、ユベントスは1-2で敗戦を喫した。

 未消化分を1試合残した状態で、順調に首位をキープしている4連勝中のユベントス。“因縁の対決”と呼ばれ、ダービーマッチに劣らない盛り上がりをみせるフィオレンティーナとのアウェイゲームで、指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、負傷離脱中のダニエウ・アウベスに加えてリヒトシュタイナーが累積警告で出場停止であることを考慮し、前節から布陣を3-5-2に変更。

 最終ラインには負傷離脱していたボヌッチが先発に復帰し、再びバルザーリとキエッリーニと鉄壁“BBC”を構成。中盤には右からクアドラード、ケディラ、マルキージオ、ストゥラーロ、そして負傷から復帰したアレックス・サンドロが並び、イグアインとディバラが2トップを組んだ。

 一方、迎え撃つフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督は、3-4-2-1の布陣を採用。今夏に加入したオリベーラと開幕戦のユベントス戦でデビュ―を果たしたキエーザをサイドに配置し、カリニッチをトップに置いて2列目にベルナルデスキと負傷から復帰したバレロを並べた。

 立ち上がりから積極的に攻め込んだのはホームのフィオレンティーナ。そして開始して37分、ベルナルデスキのラストパスを受けたカリニッチが右足でゴール左隅にシュートを流し込み、フィオレンティーナが先制に成功する。

 後半になってもフィオレンティーナは攻撃の手を緩めない。54分、センターサークル付近からバデリが縦にロングパスを送ると、ゴール前に走り込んだキエーザがアクロバティックに合わせたかのように見えたが、結局ボールには触れずにそのままゴールネットに吸い込まれ、フィオレンティーナがリードを2点に広げる。

 すると、ようやくユベントスも反撃を開始。58分にケディラが左サイドからゴール前にクロスを上げると、反応したストゥラーロが邪魔をして相手DFがクリアし損ねたこぼれ球を背後から詰めていたイグアインがゴール左隅に落ち着いて流し込み、ユベントスが1点返すことに成功する。

 そこで、何とかして同点に追いつきたいアッレグリ監督は、61分にストゥラーロに代えてピアツァを投入し、4-2-4へ布陣を変更。さらに77分にはマルキーシオに代えてリンコンを送り出し、79分にはバルザーリに代えてマンジュキッチを投入した。

 しかし、その後に試合が動くことはなく、ユベントスはフィオレンティーナに1-2で敗戦。この結果ユベントスの連勝は4でストップし、未消化分を1試合残した状態で2位ローマに1ポイント差まで縮められている。

【得点者】
37分 1-0 N・カリニッチ(フィオレンティーナ)
54分 2-0 M・バデリ(フィオレンティーナ)
58分 2-1 G・イグアイン(ユベントス)

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【了】

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