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マラドーナ氏、イグアインの”裏切り”に苦言。「ナポリ退団は他のクラブとは違う」

text by 編集部 photo by Getty Images

ゴンサロ・イグアイン
ユベントスのゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】

 ナポリの“レジェンド“である元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏は、古巣ナポリから宿敵ユベントスへと移籍したFWゴンサロ・イグアインの“裏切り“に対し批判的意見を述べている。19日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がインタビューを伝えた。

 イグアインはナポリのエースストライカーとして3年間にわたって活躍し、昨シーズンはセリエA得点王にも輝くなどゴールを量産。だが昨年夏にはユーベへの“禁断の移籍“を実行に移し、ナポリサポーターの激しい怒りを買うことになった。

 以前にも、自分はイグアインとは違ってナポリを決して裏切らないと話していたマラドーナ氏は、改めて同胞のストライカーに苦言を呈している。「もう出ていったのだから彼の話をしても仕方がない」としつつ、「彼は過ちを犯した。サポーターに隠れて(移籍を)企てたことだ」と述べた。

「全てを太陽の光の下で行ったのであれば、おそらくこれほど嫌われることはなかっただろう。36ゴールを決めた選手を誰もが欲しがるのは普通のことでもあるが、終わり方というものがある。別のチームを去っても大騒ぎにはならないが、ナポリを去ることは違う」

 1980年代から90年代初頭にナポリで活躍し、クラブをリーグ初優勝を含む2度のスクデット獲得に導いたマラドーナ氏は、今でもサポーターから神のように崇められている。同氏は、今後何らかの形でナポリに協力していく可能性についてアウレリオ・デ・ラウレンティス会長と話をしていることも認めている。

【了】

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