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ベルギー代表FWの日本移籍はあくまで出番確保のため? 半年で欧州帰還想定か

text by 編集部 photo by Getty Images

ローラン・ドゥポワトル
ポルトのベルギー代表FWローラン・ドゥポワトルがJリーグへ?【写真:Getty Images】

 ポルトガル紙『オ・ジョーゴ』は19日、ポルトに所属するベルギー代表FWロラン・ドゥポワトルがJリーグ移籍に向かっていると報じた。

 昨季ベルギー1部のゲントをチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16に導く活躍を見せ、今季からポルトへ移籍したドゥポワトル。191cm91kgの体格を生かしたパワフルなプレーが持ち味だが、リーグ戦ではわずか6試合出場1ゴールと出場機会の確保に苦しんでいる。

 先月末には母国の名門アンデルレヒトからの関心が報じられていたが、ドゥポワトル本人は「オファーについては知らなかった。みなさんと同じように新聞で見たんだ。何も知らない。ポルトで成功するのか、すべてを続けるのかといった自分の立場は、シーズンが終わった時の僕しだいだ。いまはポルトの選手だからオファーについては考えていない」と、冬の移籍を否定していた。

 しかし、満足なチャンスを得られない状況を打開するために、出場機会を確保できる環境への移籍を決断するかもしれない。ポルトはドゥポワトルを完全移籍でも期限付き移籍でも放出可能と考えており、今冬の退団を容認しているという。

 仮にJリーグ移籍となる場合、ドゥポワトルはヨーロッパの今季終了までの短期契約を結ぶ意向のようだ。移籍に向けた唯一の懸念点が日本とリーグカレンダーが合わないことと伝えられており、あくまでヨーロッパの新シーズン開幕に向けて継続的にプレーすることを意識していると見られる。

 半年間の期限付き移籍、あるいは完全移籍での短期契約だとすれば夏に再び新天地を探すことになる可能性が高い。ドゥポワトルのJリーグ移籍はあくまで継続的な出場機会の確保と試合勘の維持が目的で、市場価値を維持したままヨーロッパで次のチームを探すための布石ということだろうか。

【了】

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