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「ピザの次は何が欲しいのか…」。レスター指揮官が新たな”ニンジン作戦”実行へ

text by 編集部 photo by Getty Images

クラウディオ・ラニエリ
レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】

 レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は、低調なチームに奮起を促すため、昨シーズンの“ピザ“に代わる新たなボーナスを提供することも考えているようだ。21日付の英紙『デイリー・メール』などが会見での指揮官のコメントを伝えた。

 日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは、昨シーズンのプレミアリーグで降格候補に挙げられながらも最終的に優勝を飾るという世紀の番狂わせを成し遂げた。だが今季は苦戦を強いられ、プレミアリーグ下位での戦いを強いられている。

 現地時間22日にはアウェイでサウサンプトンと対戦するが、そのアウェイでの不調こそが今季の苦戦の大きな要因のひとつ。ここまで10試合を戦って3分け7敗と未勝利が続いている。「何かが間違っている時には何かを変えなければならない。より強くなり、やり方を変えられるよう試みるべきだ」とラニエリ監督はアウェイ初勝利への意気込みを見せた。

 昨シーズンの序盤戦は攻撃的な戦いで躍進しながらも失点の多さが目立ち、ラニエリ監督が「無失点に抑えれば選手にピザをご馳走する」と約束したことが話題となった。その後守備が改善され、クリーンシート(無失点試合)を達成すると、チームは実際にピザ屋でパーティーを開いたという。

 現在の不調を抜け出すためにも守備の安定が必要だと考えるラニエリ監督は、再び同様の形で選手のモチベーションを高めようとしているようだ。「クリーンシートのために、ピザが欲しいのかそれ以上の何かが欲しいのか選手たちに聞いてみよう。これから4試合や5試合無失点を続けられれば素晴らしいことだ。選手たちと話をして、何が欲しいのか聞いてみるよ」

 レスターは前節終了時点で残留ラインと5ポイント差の15位。シーズン開始当初は昨季に続いての優勝争いも期待されていたが、ラニエリ監督はプレミアリーグ残留が今季の目標になったことを認めている。

【了】

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