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“マルディーニ3世”、伊4部から再出発。父親は「彼にとってベストチョイス」

text by 編集部 photo by Getty Images

パオロ・マルディーニ
クリスティアンの父親であるパオロ・マルディーニ氏【写真:Getty Images】

 ミランのレジェンドである元イタリア代表のパオロ・マルディーニ氏の長男であるDFクリスティアン・マルディーニが、イタリア4部のプロ・セストと契約を結ぶことになるようだ。23日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 クリスティアンは、昨年の夏に加入したイタリア3部のレッジャーナからマルタのハムルーン・スパルタンズへ期限付き移籍をした。しかし同選手は、イタリア4部セリエDのプロ・セストに完全移籍するためにレッジャーナと契約を解除。これにより、クリスティアンはもうすぐクラブと6月30日まで契約を結ぶことになるとみられている。

 セリエDのAグループで5位タイにつけるプロ・セストで会長を務めているのは、ミランで活躍した元イタリア代表のデメトリオ・アルベルティーニ氏の弟であるガブリエレ・アルベルティーニ氏だ。

 同氏は、「交渉は大詰めだよ。合意に至ることが我々と彼の意志だ」と述べると、クラブは、現地時間22日に行われたリーグ戦第20節のプロ・セスト対キエーリ戦をスタンドで観戦していたマルディーニ氏とクリスティアンの写真をツイッターで投稿。そして、マルディーニ氏も「プロ・セストはクリスティアンにとってベストチョイスだ」と、そこで受けたインタビューでコメントをしている。

「いつかはきっとセリエAでプレーする。その時のクラブはミランだったらいい」と、祖父のチェーザレ・マルディーニ氏や父親が活躍したミランでプレーすることを夢見ている20歳のクリスティアン。そこまでの道はまだ長そうだが、その日を夢見て、クリスティアンは再びイタリアから再出発を図るようだ。

【了】

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