元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏【写真:Getty Images】
元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏は、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーへ移籍することになった際には大きなショックを受けたと振り返っている。29日に英ラジオ『BBC』に語った。
ベッカム氏はユナイテッドの下部組織からトップチームに昇格して主力選手として活躍。6度のプレミアリーグ優勝や1999年のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献し、アイドル的存在として絶大な人気を誇っていた。
だが2002/03シーズンには当時の監督であるサー・アレックス・ファーガソン氏との関係悪化も伝えられ、シーズン終了後にはユナイテッドを去ることに。スペインの強豪マドリーへと移籍し、キャリアの大きな転換点を迎えた。
ファーガソン氏がユナイテッドからの放出を決めたことは、ベッカム氏にとって大きなショックだったようだ。「ショックを受け打ちのめされていた。マンチェスター・ユナイテッドの試合は3年間観なかったよ。出て行くことは決してないはずだったんだ」と語った。
ファーガソン氏との関係悪化を象徴する事件として、敗戦に怒った同氏がドレッシングルーム内でスパイクを蹴り上げ、ベッカム氏の目の上に当てて負傷させたという一件もあった。「妙な事件だった」とベッカム氏は振り返り、「アーセナルに敗れて、失点の1つか2つは私のせいだと彼は考えていた。私は自分のミスではないと言い続けていたよ」と述べている。
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