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16/17冬の移籍金トップ10。欧州を襲った“爆買い”の猛威。中国人選手もランクイン!?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ウェスト・ハムとはケンカ別れ。古巣復帰を果たした問題児

パイェ
古巣マルセイユに復帰したディミトリ・パイェ【写真:Getty Images】

■5位:ディミトリ・パイェ(ウェスト・ハム→マルセイユ)

移籍金:2900万ユーロ(約35億6700万円)

 夏に母国フランスで開催されたEUROでの活躍によってその評価をさらに高めたパイェだが、チーム内での信頼は徐々に失われていった。

 ウェスト・ハムでのプレー拒否を公言し、「売却しないのであれば自ら十字靭帯を負傷する」という“ワガママ”ぶりまで披露。チームメイトは数週間も口を利かず、SNSのグループチャットからも除外されるという報道もあった。

 この冬の騒動で一躍“問題児”の仲間入りを果たしたパイェには、日本代表DF酒井宏樹も所属するマルセイユが強い関心を示していた。しかし、昨季は財政難で苦しんだマルセイユとウェスト・ハムで移籍金の折り合いがつかず交渉は難航。それでも、最終的にマルセイユが2900万ユーロという移籍金を提示したことで決着がついた。

 ケンカ別れとなったウェスト・ハムのデイビッド・サリバンオーナーが「最後に敬意を見せなかったことに落胆している」と不満を露わにするというなんとも後味の悪い結末で、2013/14シーズンから2年間プレーした古巣への復帰を果たした。

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