フットボールチャンネル

柴崎、新背番号は「20」に決定。「運命」だったテネリフェ移籍のチャンス掴む

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
柴崎岳【写真:Getty Images】

 スペイン2部のテネリフェ移籍が決まった柴崎岳は、1日に現地で入団会見を行った。その模様を地元メディア『デポルプレス』が伝えている。

 会見の冒頭では柴崎の背番号「20」がお披露目され、ユニフォームネームは「GAKU」となることも判明した。「20」は鹿島アントラーズに入団した2011年から2015年まで着用していた馴染みのある番号だ。

 同じカナリア諸島に本拠地を置く1部のラス・パルマス移籍が盛んに報じられながら、移籍市場最終日に2部のテネリフェ行きが決定した。急な展開ではあったが、柴崎は「フットボールではいろいろなことが起きるので、これもその一つかなと思う」と納得している様子。

 記者から「なぜラス・パルマスではなくテネリフェを選んだのか?」と問われると、「チャンスがここにはあって、向こうにはなかったということ」と答えるにとどめた。柴崎は「先のことはわからないですけど、いま自分の所属しているチームでベストを尽くす気持ちをしっかり持ってやりたい」とも語り、テネリフェへの忠誠を強調している。

「若い時から早く欧州でプレーしたいなとは思っていましたけど、この歳になって、そういう時というか、運命だと思う。このタイミングで早いか遅いかというのは問題ではない」

 テネリフェ加入で柴崎にとって夢だった欧州挑戦と、スペインへの移籍が叶った。「日本人にとって難しいリーグだと思うし、だからこそ挑戦のしがいがある。ちょっとずつ、日にちがたてば慣れるものもたくさんあると思う。最初は不慣れな部分もあると思いますけど、自分の適応能力を信じて、1日も早くピッチの上で自分を表現できるようにしたい」と新天地での挑戦に意気込んでいる。

 なお、柴崎は2日からチーム練習に合流する予定で、まずは試合で戦えるコンディション作りに取り組むことになる。選手登録手続きなども完全には終わっておらず、今週末のエルチェ戦には出場しない見込みだ。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top