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テベス擁する上海申花、ACL本大会出場ならず。ブリスベン・ロアーが鹿島と同組に

text by 編集部 photo by Getty Images

上海
上海申花でデビューを飾ったカルロス・テベス【写真:Getty Images】

【上海申花 0-2 ブリスベン・ロアー ACL予選プレーオフ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)本大会出場をかけたプレーオフの最後の試合が8日に行われ、中国の上海申花とオーストラリアのブリスベン・ロアーが対戦した。

 冬の移籍市場でカルロス・テベスを獲得して大きな話題を呼んだ上海申花は、さっそくそのアルゼンチン代表FWを先発起用。元ナイジェリア代表の快足FWオベファミ・マルティンスらとともに強力攻撃陣を形成する。一方のブリスベン・ロアーは18歳の日豪ハーフMFジョー・カレッティ(加藤カレッティ丈)をベンチに座らせた。

 試合は開始直後に動く。2分、トミー・オアーからの浮き玉パスを受けたブランドン・ボッレッロが強烈なシュートをゴールに突き刺し、ブリスベン・ロアーが先制する。

 ホームで先手を取られた上海申花も同点を目指してマルティンスを中心にゴールへ迫るも、決定力不足に泣かされ1点が遠い。

 すると40分、今度は先制点を奪ったボッレッロのお膳立てから、先制点をアシストしたオアーがシュート。これが見事にゴールを射抜き、ブリスベン・ロアーが前半のうちにリードを2点に広げた。

 後半になっても上海申花は苦しい戦いを強いられる。ブリスベン・ロアーのGKジェイミー・ヤングの奮闘もあって反撃のゴールを奪えず、デビュー戦となった期待の新戦力も不発。終盤にはテベスがゴール正面からフリーキックを蹴ったが、これもGKヤングやブリスベン・ロアー守備陣に防がれてしまった。

 結局マルティンスも決定機をことごとく外し、大きな注目を浴びていた上海申花は無得点。ブリスベン・ロアーが2-0で勝利し、ACL本大会出場権獲得を逃した。

 なお、プレーオフを制したブリスベン・ロアーはグループEに入ることが決まっている。今月開幕するグループステージではJリーグ王者鹿島アントラーズや、タイのスター軍団ムアントン・ユナイテッド、そして韓国の蔚山現代と対戦する。

【得点者】
2分 0-1 ボッレッロ(ブリスベン・ロアー)
40分 0-2 オアー(ブリスベン・ロアー)

【了】

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