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柴崎岳、3日のデビューはなし。テネリフェ監督は次のホーム戦出場に含み

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

柴崎岳
テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督(左)と柴崎岳(右)【写真:舩木渉】

 現地時間1日からチームの全体練習に合流したテネリフェのMF柴崎岳だが、まだ公式戦に出場できる状態にはなっていないようだ。

 テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督は2日の記者会見で柴崎について言及し、これまで通り早期復帰に慎重な姿勢を見せた。クラブ公式サイトや現地複数メディアにコメントが掲載されている。

「彼はずっと良くなっているが、まだダメだ。我々は静かにやっていこうと思っている。(復帰に)期限は設けていない。現時点ではヘタフェ戦出場も難しいだろう。忍耐がすべてだ。彼は仲間たちによく理解されている」

 マルティ監督が述べた「ヘタフェ戦」は、今月12日に予定されているアウェイゲームのことを指している。つまり柴崎は3日のミランデス戦に間に合わないため、12日のヘタフェ戦も起用せず遠征の負担を取り除いたうえで、次のホームゲームまで待つということだろう。

 先月23日にクラブハウス内にあるジムでトレーニングを再開した柴崎は、26日まで室内で調整を続け、27日には別メニューながら芝の上に立った。そして1日には全体練習へ合流を果たしたものの、チームと2日間しか共に練習していない状態での公式戦出場は難しい。

 マルティ監督は一貫して柴崎の早期復帰に慎重な姿勢を崩しておらず、スペイン本土への長距離移動をともなうヘタフェ戦も回避させることが濃厚だ。このまま問題なくコンディション調整が進めば、現地時間19日にホームで行われるレウス戦が柴崎のテネリフェでのデビュー戦になる可能性が高い。

 スペイン2部のシーズンは6月まで続くため、時間は十分に残されている。柴崎は万全の状態でピッチに立ち、テネリフェの1部昇格を後押しできるだろうか。

【了】

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