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仏代表MF、喧嘩別れの理由は哲学の違い「退化する恐れもあった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ディミトリ・パイエ
ディミトリ・パイエ【写真:Getty Images】

 冬の移籍市場でマルセイユに加入したフランス代表MFディミトリ・パイエが、ウェスト・ハムからの移籍を望んだ理由を語った。フランス紙『レキップ』が伝えている。

 パイエは2015年夏にウェスト・ハムの一員となり、すぐにイングランドにフィット。チームの中心選手として活躍してきた。だが、今年冬に移籍を求めてプレー拒否などの強硬手段に出た。最初はウェスト・ハムが引き留めようとしていたが、最終的にはファンの反感もあり、マルセイユに放出している。

 パイエは「自分たちのプレースタイル、守備的な戦い方が気に入らなかった。退屈だったんだ」と移籍の理由を話した。

 マルセイユのリュディ・ガルシア監督が、パイエに必要なものを与えたという。

「マルセイユと、特にガルシアと接触していた。彼のフィロソフィーは僕がよく知るものだ。決断は早かったよ。あと6ヶ月待っていたら、6ヶ月を無駄にすることになった」

「ウェスト・ハムでは向上できないと思った。それどころか退化するリスクだってあった。違う挑戦が必要だったんだ」

 移籍が決まる前には、パイエの妻と3人の子供がイングランドでの生活に馴染めていないことが理由とも伝えられていた。

「それは決断の要因の一つだ。僕がピッチで幸せなとき、全てのことがうまくいっている。家族の問題が生じたら、仕事を止めることもあるね」

 昨年2月にウェスト・ハムと2021年まで契約を延長していたパイエ。前所属クラブでは裏切り者の扱いとなってしまったが、それでも移籍したことに悔いはないようだ。

【了】

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