香川、10戦ぶり先発で証明した「自分の良さ」。トゥヘルの実験的“0トップ”で輝き取り戻す

2017年03月12日(Sun)13時19分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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慣れないポジションで奮闘。アシストも記録

オーバメヤン
香川真司はピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールを演出するなど存在感を発揮【写真:Getty Images】

 香川は「普段やっていない形だった」と少し戸惑いながらも、主に繋ぎ役として、ゲームの中で与えられたポジションに順応していった。左WBに入ったラファエウ・ゲレイロのパスを受けながら、右のオーバメヤン、左のシュールレへ展開。

 29分のカウンターの場面では、敵陣中央でゴンサロ・カストロのショートパスを受けると、ジョン・アンソニー・ブルックス、ウラジミール・ダリダ、原口元気の3人に囲まれながらボールを失わず、右足アウトでサイドを駆け上がるエリック・ドゥルムにパス。1つひとつ、丁寧にチャンスを演出していった。

「ポジションも変わったりしながら、自分も柔軟に対応した中で、今日は割と自分の中でフリーに動き出しをしたりスペースに走り込んで行ったり、動きに変化だったり工夫を加えながら試合に入れたと思いますし。そういう意味では、そういう感覚はすごく大事にしていきたいと思います」

 そして55分には、アシストを記録する。オーバメヤンとゲレイロとの連動から、バイタルエリアでパスを受けた香川は、少しタメて、再びエリア内左のオーバメヤンにパス。ドルトムントのエースはきっちり決め切った。

 このように香川の0トップは一定の成果を残したが、惜しむらくはチームのコンディションが整っていなかったことか。3日前にチャンピオンズリーグのベンフィカ戦を戦ったばかりのドルトムントは、疲労の跡が色濃かった。また香川自身、先に述べたように、久しぶりの先発に不安やプレッシャーを感じており、例えフィジカルコンディションに問題がなくとも、万全とは言い難かった。

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