元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏【写真:Getty Images】
監督にも選手のように「移籍期間」を設け、シーズン途中での解任を禁止するべきだろうか? マンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表のガリー・ネビル氏はその案に賛成している。20日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
イングランドでは、昨季の優勝監督であるクラウディオ・ラニエリ氏がレスター・シティにより解任されたことが大きな騒ぎを引き起こした。先週にはミドルスブラのアイトール・カランカ前監督も解任され、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督などが苦言を呈していた。
監督たちを守るため、指揮官の交代を可能とする時期を限定するべきであるという意見に対し、G・ネビル氏は賛同を示している。「シーズン途中で監督を解任できないというアイディアを全面的に支持する。現場サイドは支持するだろう。オーナーたちはどうだか分からないがね」と同氏は述べた。
ラニエリ氏を解任したレスターは、クレイグ・シェイクスピア監督が指揮を引き継いでから公式戦4連勝と劇的に復調。ハル・シティやスウォンジー・シティも監督交代後に調子が上向いているが、監督たちの立場を守るという観点からは、望ましいことではないとG・ネビル氏は考えているという。
「下位のチームが監督を替えているが、『うまくいかないでほしい』と願っている部分もある。他のクラブに、監督を替えることへの自信を与えてしまうからだ」
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