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楠神順平、芸術的ヒールでゴール演出。英紙も「奇跡のタッチ」と絶賛

text by 編集部 photo by Getty Images

楠神順平
楠神順平の芸術的なアシストが絶賛されている【写真:Getty Images】

 オーストラリア・Aリーグで活躍する日本人MF楠神順平が見せた芸術的なアシストに、欧州からも絶賛の声があがっている。

 ウェスタンシドニー・ワンダラーズ所属の楠神は、1日に行われたAリーグ第25節のニューカッスル・ジェッツ戦に先発すると、前半終了間際の42分に驚きのプレーを見せた。

 ジャック・クリスビーがゴールまで50mほどの距離から蹴ったフリーキックを、ペナルティエリア内右に抜け出した楠神がゴールに背を向けながら背後の選手に右足ヒールで流す。意表を突かれた相手選手の足は止まり、飛び込んできたジョシュア・ソティリオがゴールを奪った。

 完全にゴールと反対側を向き、視界から味方選手が消えた姿勢にもかかわらず、楠神は右足アウトサイドからかかとに近い位置にボールを当てて、ワンタッチで完璧なラストパスを通した。

 このプレーに英紙『デイリー・スター』は「カンフーのような奇跡のタッチ」と、動画付きで惜しみない賛辞を送った。

 ウェスタンシドニーは楠神のアシストから生まれたファインゴールの他、元オーストラリア代表DFロビー・コーンスウェイトの2ゴールもあり3-0で快勝。これまでなかなか結果が出ず苦しんでいたが、毎試合3得点を奪ってのリーグ戦3連勝で一気に調子を上げ、優勝決定プレーオフ進出圏内の5位につけている。

【了】

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