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ブラジルで味方のゴールを“横取り”。奪われた側は謝罪

text by 編集部 photo by Getty Images

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ブラジルの州選手権で珍しいゴール【写真:Getty Images】

 ブラジルのミネイロ州選手権で起きた“仲間割れ”がちょっとした議論を呼んでいる。

 話題のゴールが生まれたのは、2日に開催されたトゥピ対アメリカ・ミネイロの一戦だ。

 ホームのトゥピは22分、ゴール前でパスを受けたジャジャがGKをかわすことに成功した。同選手は無人のゴールの手前でボールを止めてヒールで得点しようという体勢になると、ここに割って入ったのは味方のフラビオ・カカ・ラトだった。30歳のアタッカーがゴールを“横取り”すると、腕をつかもうとした10番に背を向けて静かに自陣の方へ戻っていった。

 カカ・ラトは味方のゴールを奪う形になったが、ジャジャはその真意を最終的に理解している。

 1-1で試合を終えたあと、ジャジャは相手をからかうようなプレーを謝罪。「アメリカ(・ミネイロ)の選手とファンに謝りたい。素早くドリブルをしていたから背を向けて止まった。アメリカの選手はオフサイドだと言っていたんだ」と話すと、「カカ・ラトがきて、止めたらダメだと言われた」と明かしている。

 カカ・ラトの横取りゴールは、敬意を欠いた味方を止めるための行為だったようだ。

【了】

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