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「試合を殺さなければ…」。モウリーニョ、低調なマンU攻撃陣を強烈に非難

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
記者会見に臨むジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは13日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでアンデルレヒトと対戦した。ヘンリク・ムヒタリアンのゴールで先制し、主導権を握りながら終盤に失点して1-1のドローに終わっている。

 この試合のパフォーマンスに、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督はご立腹のようだ。クラブ公式サイトが試合後の『BTスポーツ』によるインタビューと記者会見の様子を伝えている。

 守備陣に一定の評価を与えたモウリーニョ監督は、「もし私がユナイテッドのディフェンダーだったら、攻撃陣にはうんざりだろう」と、追加点を奪えなかった前線の選手たちに厳しい口調で苦言を呈している。

「試合を殺さなければならない。我々にはチャンスがあって、支配していたが、ゴールを決めていない。覚悟して臨まなければ。殺すべきスペースがたくさんあり、いいチャンスだった。相手陣内でのいいかげんなタッチやフリックでたくさんのチャンスを失った」

 モウリーニョ監督は“kill”という単語を何度も使って、オフェンス面の拙さを非難した。「いい加減な判断やボールタッチによって我々は何度も簡単にボールを失い、自分たちのカウンターを止めてしまった。そして相手にカウンターのチャンスを与えた」と、中盤よりも前の選手たちの低調ぶりに怒りを見せている。

「私の拙い英語では『いい加減な』(モウリーニョ監督は何度も“sloppy”という単語を使っている)よりもいい言葉が見つからない。もっと真剣にプレーしなければいけなかった」

 堅実に勝利を追求するタイプの指揮官だけに、不確実なプレーでアウェイでの先勝を逃したチームの出来に納得がいかないのだろう。2ndレグはホームで戦えるだけに、選手たちには一層の奮起が求められる。

【了】

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