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レアル優位は揺るがず“94%”。エース復帰予定のバイエルンが王者に挑む【今夜のCL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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逃げ切り目指すレアル・マドリーとアウェイで勝ちにいくバイエルン【写真:Getty Images】

 現地時間18日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのレアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘンが行われる。マドリーがファーストレグでアドバンテージを手にしているが、バイエルンも虎視眈々と逆転の機会をうかがっている。

 バイエルンのホームで行われたファーストレグは、マドリーが2-1で先勝した。UEFAのデータによると、アウェイチームがファーストレグで2-1の勝利を収めたパターンは過去352回あり、うち94%にあたる331回でセカンドレグをホームで戦うチームがそのまま勝ち上がりを決めた。舞台をCLに絞ると過去6例、うち5回でセカンドレグをホームで戦うチームが次のラウンドに進んでいる。

 つまり、ホームゲームでのファーストレグを1-2で落としたチームが勝ち上がったのはわずか6%。CLに限定しても16.7%という厳しい確率だ。バイエルンの挑戦が困難を極めるのは明らかである。

 だが、バイエルンはFWロベルト・レバンドフスキが戻ってくる見通しで、カルロ・アンチェロッティ監督は「大丈夫」と前日会見で話している。古巣を倒す可能性は「1週間前より低くなったが、まだゼロではない」と前向きに語った。

 一方マドリーは、FWガレス・ベイルがふくらはぎの負傷で欠場することになった。ただ、代役を務める見込みのイスコは週末の国内リーグで見事な活躍を見せて2ゴールを挙げており、改めて分厚い選手層を見せつけた格好だ。ベイル不在が大きく響くとは限らない。

 バイエルンはマドリーのホームで過去に12試合を戦っており、2勝1分9敗と分が悪い。それに加え、マドリーはCLホームゲーム直近12試合負けなしだ。

 マドリーが順当にベスト4進出を決めるのか。それともバイエルンが過去のデータにさからって勝ち上がるのか。注目の一戦は今夜27時45分(19日3時45分)キックオフだ。

▼突破条件
レアル・マドリー:勝利、引き分け、0-1の敗戦
バイエルン・ミュンヘン:2点差以上の勝利、3得点以上の1点差勝利
※2-1でバイエルンがリードして90分を終えた場合は延長戦

【了】

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