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「ヨハン・クライフ」の名をスタジアムに。古巣アヤックスが改称案を発表

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨハン・クライフ
アヤックス時代のヨハン・クライフ氏【写真:Getty Images】

 オランダ・エールディビジの強豪クラブであるアヤックスは、ホームスタジアムを改称し、同クラブの“レジェンド“である故ヨハン・クライフ氏の名をつける案を25日に発表した。

 クライフ氏はアヤックスの下部組織出身で、1964年にトップチームにデビューして1973年までプレー。バルセロナなどでの活躍を経て、キャリア終盤にもアヤックスに復帰した。オランダ代表としても活躍した同氏は、「トータルフットボール」という新たな概念を体現した選手として、サッカーの歴史に最も大きく影響を与えた人物の一人だと評される。

 昨年3月24日、クライフ氏は68歳でがんのため死去した。存命であれば70歳の誕生日を迎えていた4月25日に、古巣アヤックスはクライフ氏の偉業を称えるべく、その名前を本拠地のスタジアムに残すプランを発表している。

 現在のアヤックスの本拠地は、1996年にオープンしたアムステルダム・アレナ。オランダとベルギーが共催したEURO2000でも準決勝などが開催され、欧州13ヶ国が分散開催するEURO2020の予定会場のひとつでもあるスタジアムに、「ヨハン・クライフ・アレナ」の名をつけることが計画されている。

 クライフ氏のもうひとつの古巣であるバルセロナも、同氏の死去から1年を迎えた今年3月に、Bチームなどの本拠地として新設予定のスタジアムに「エスタディ・ヨハン・クライフ」の名をつけることを発表していた。偉大なるレジェンドの名は、スタジアム名という形でも未来へ語り継がれることになる。

【了】

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