神童、怪物、軽業師…個性豊かな才能たち。U-20世代のタレント名鑑:MF編【編集部フォーカス】
2017年5月、20歳以下の世代の世界一を決めるU-20W杯が韓国で行われた。日本では15歳の久保建英の飛び級招集なども注目されているが、世界ではどんな選手が活躍しているのだろうか。ウスマン・デンベレ、クリスティアン・プリシッチ、クリストファー・ヌクンク、フェデリコ・バルベルデ、マルティン・ウーデゴーなどサッカー界の次世代を担うブレイク必至の才能を紹介する。今回は個性派ぞろいのMF編だ(U-20W杯出場予定の選手は写真の大会ロゴを参照)。
2017年05月13日(土)9時00分配信
PSGが輩出した異色の司令塔
パリ・サンジェルマンで活躍するクリストファー・ヌクンク【写真:Getty Images】
クリストファー・ヌクンク
生年月日:1997年11月14日(19歳)
所属クラブ/国籍:パリ・サンジェルマン/フランス
クリストファー・ヌクンクは、パリ・サンジェルマンが下部組織から輩出した期待の逸材だ。すでにトップチームのリーグ戦で度々チャンスをもらっており、チャンピオンズリーグデビューも済ませている。
本職はセントラルMFながらドリブルを得意としており、自らボールを運んでチャンスを作りだす。右足から繰り出されるフリーキックの精度も高く、セットプレーでも違いを生み出せる稀有な存在。フランス代表としてU-20W杯にも出場する。
昨年5月の水原JS杯ではU-19フランス代表の一員としてU-19日本代表とも対戦し、ヌクンクはその試合でアシストを記録。日本の選手たちを変幻自在の動きで翻弄した。今月開幕のU-20W杯でもフランスの浮沈を握るキーマンとして期待される。
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