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ハリル、「外したとは言わないで」。選考基準は「今のパフォーマンス」と強調

text by 編集部

ヴァイッド・ハリルホジッチ
ヴァイッド・ハリルホジッチ【写真:編集部】

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は25日、シリア代表との国際親善試合とイラク代表とのロシアワールドカップ最終予選に向けた代表メンバーを発表した。多くの新戦力に声をかけた指揮官は、「全ての選手に扉が開かれている」とアピールしている。

 ハリルホジッチ監督は今回、ブルガリア1部のベロエ・スタラ・ザゴラからMF加藤恒平を招集したほか、GK中村航輔(柏レイソル)、DF宇賀神友弥(浦和レッズ)、三浦弦太(ガンバ大阪)を初招集している。また、エイバルのFW乾貴士もハリルジャパン発足初戦となる2015年3月以来2年2ヶ月ぶりの招集だ。

 一方でGK西川周作(浦和レッズ)、GK林彰洋、DF森重真人(ともにFC東京)、清武弘嗣(セレッソ大阪)といった常連メンバーが外れている。

 ハリルホジッチ監督は落選した選手たちについて、「外したという言葉はあまり使わないでもらいたい。完璧に外したわけじゃない。ほかのメンバーが良かっただけ」と強調。「現在のパフォーマンスで選んでいるだけだ」と、就任当初からその方針に変わりはないとアピールした。

 一番の例がガンバ大阪のMF今野泰幸だと語る指揮官は、「全員に扉は開かれている」と話している。GK選びにもそれが表れており、「西川はいままで先発だったが、良いプレーをしていなかったからほかの選手を呼んだ。パフォーマンスに対して満足できるかどうかで私は決める」と述べた。

 ただし、無条件で全選手に機会があるわけではない。ハリルホジッチ監督は「良いプレーをしていないのに自分に場所があると思ったら間違い。しっかり練習して良いパフォーマンスを見せ、場所を奪ってほしい」と、日々のアピールを求めた。

【了】

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