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【U20】ベネズエラ戦は「2年半の集大成」。内山監督、決勝Tで一戦必勝誓う

text by 舩木渉 photo by Getty Images

内山篤監督
内山篤監督【写真:Getty Images】

 U-20日本代表は29日、翌日のU-20W杯決勝トーナメント1回戦・ベネズエラ戦に向けた練習を行った。

 内山篤監督は「もう先がないですから。集大成です。いままで2年半このチームを作ってきた集大成が明日から毎試合。それが何試合も続いて、どこまで伸びるかという、それだけです」と、負けたら終わりに決勝トーナメントに向けた決意を語った。

 ベネズエラはグループステージを3戦全勝かつ無失点で勝ち抜いてきた手ごわい相手。だが、内山監督は「焦れたゲームになってきたらチャンスはある」と分析している。

「前線はスピードがあるが、予選のときから失点がほぼ後半の20分、30分過ぎですね。サッカーでよくある立ち上がりを抑える、特に点を取るのは立ち上がりというのもデータ的にはあるんですけど、いずれにしても我々のグループステージの反省もうまく生かしながらゲームを進めていけると十分にチャンスはある。彼らは変えられると思います」

 これまで日本はグループステージ3試合すべてで相手に先制点を奪われてきた。その反省を生かし、29日の前日練習ではDF陣がラインコントロールを調整するメニューに時間を割いた。「今日は少し意識高めた」と内山監督も、序盤の不安定さの改善を望んでいる。

 前半をしっかりと持ちこたえることができれば「後半にチャンスがある」。日本は中2日での4試合目のためもちろん疲れはあるが、一戦必勝でひとつでも上のラウンドを目指していく。

(取材・文:舩木渉【大田】)

【了】

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