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CL決勝途中出場で退場も、ユーベMFに擁護の声。「ラモスの演劇的な反応が…」

text by 編集部 photo by Getty Images

フアン・クアドラード
フアン・クアドラード【写真:Getty Images】

 現地時間3日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、ユベントスはレアル・マドリーに1-4で敗れた。途中出場で退場となったMFフアン・クアドラードに対しては、擁護する声も少なくない。スペインメディアも「非常に厳しいレッドカード」と伝えている。

 66分からピッチに立ったクアドラードは、72分に警告を受けると、84分に2枚目のイエローカードで退場となった。2点ビハインドで10人となったユベントスは、マドリーに4点目を奪われて完敗している。

 クアドラードは84分、セルヒオ・ラモスのスライディングでボールを失って転倒すると、すぐに立ち上がってスローインをするためにタッチラインの方へ向かった。その際にセルヒオ・ラモスと接触した模様。足が当たったのか、クアドラードはすぐに謝ろうというジェスチャーを見せたが、すでにセルヒオ・ラモスは足をおさえて倒れ込んでおり、主審がイエローカードを提示。2枚目でクアドラードは退場となった。

 途中出場から20分もたずに退場したクアドラード。通常であれば最低評価になっても不思議ではないが、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はパウロ・ディバラの「4」やゴンサロ・イグアイン(4.5)らを上回る「5」を付けた。同紙は「誤って無害な接触をしてしまったが、これがCLだ」と記し、セルヒオ・ラモスが一枚上手だったとした。

 スペイン『アス』は、「厳しいレッドカード」としており、判定について「確実なことを言うのは不可能だが、偶然の出来事のようだった。セルヒオ・ラモスの演劇的な反応が主審に2枚目のイエローカードを出させた」と分析している。

 CL決勝で退場した3人目の選手となったクアドラード。同選手の退場が試合に与えた影響はそれほど大きくなかったことが救いだが、本人にとってショッキングなゲームとなったことは確かだろう。

【了】

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