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モウリーニョ、モイーズ&V・ハール体制を痛烈批判。「空っぽの期間だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、元監督のデイビッド・モイーズ氏やルイス・ファン・ハール氏が指揮を執った期間はユナイテッドにとって「空っぽの期間」だったと評している。10日付の英紙『タイムズ』が伝えた。

 伝説的監督となったサー・アレックス・ファーガソン氏に率いられて数々のタイトルを獲得し、一時代を築いたユナイテッドだが、2013年に同氏が勇退して以降は低調。後任のモイーズ氏はシーズンを終えることなく解任され、その後の2年間監督を務めたファン・ハール氏も状況を劇的に改善することはできなかった。

 昨シーズンからユナイテッドを率いるモウリーニョ監督はその時期を振り返り、「他のクラブには進化があったが、このクラブには何の進化もなかった。重要な部分に何の進化もない、全く空っぽの期間だった」と厳しい見解を述べている。

 過去の成功からの突然の転落により、ユナイテッドは大きな重圧の中での戦いを強いられることになったとモウリーニョ監督は主張。「選手たちにも監督たちにも、フロントにも、おそらくはオーナーにも、過去の重荷がのしかかっていた。勝ち続けることに慣れ、突然それが途切れれば、重い荷物になってしまうからだ」

 現在では、ユナイテッドは停滞を脱して前進することができているという考えも述べている。「労働環境も、医療部門も、分析部門も、スカウト部門も、メディア部門も改善できた。そのほとんどを、人を入れ替えずに実現できたのは非常に大事なことだ」

 プレミアリーグでは昨シーズンも優勝争いに絡めなかったユナイテッドだが、リーグカップとヨーロッパリーグのタイトルを獲得してシーズンを終えた。今季はリーグ戦4試合を終えて3勝1分けで首位と好発進を切ることに成功している。

【了】

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