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香川真司 7年前

香川真司、CLトッテナム戦で掴みたい「自信」。ドルトムントが“聖地”で挑む真っ向勝負

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川はベンチスタートか。それでも出場のチャンス大

ハリー・ケイン
ハリー・ケインらを擁するトッテナムの強力攻撃陣に対しドルトムントの策は…【写真:Getty Images】

 デレ・アリは出場停止だが、仮にトッテナムがエバートン戦と同様の布陣で臨んでくるのであれば、ドルトムントにとって不利な展開となるかもしれない。スパーズは直前のエバートン戦で[5-4-1]を採用。3バックに左右両ウイングバック、先述のボックス型の中盤4枚、そして1トップだ。

 対してボス監督は、これまで一貫して中盤が逆三角形の[4-3-3]を採用してきた。しかしこのままだと、ヌリ・シャヒンの1ボランチで敵の2シャドーに対応せざるを得ない。中盤が数的不利に陥ってしまう。そもそもの布陣変更か、相手に応じて守備時にブロックを作るか、何らかのプランが必要になりそうだ。

 香川真司はロンドン遠征に帯同している。もはや脱臼した左肩に何ら問題はないようだが、フライブルク戦で出番がなかったことで、ひとまずスパーズ戦でもベンチスタートだろうか。しかし難敵を相手に、交代のカードはフルに切られることが予想される。出場のチャンスは十分にあるのではないか。背番号23は、“聖地”ウェンブリーでの試合は「タフなゲーム」になると予想する。

「本当に自分にとってはそこの厳しさだったり、そういうところでどこまでやれるんだっていうのは、試されると思うんで、そこをチームとしても個人としても、勝ち切れれば、さらに自信はつくと、いけると思うんで、本当に厳しい試合にはなりますけど、チャンレンジして勝ち切りたいと思います」

 初戦でトッテナムに勝ち切ることができれば、レアル・マドリーも同居するグループHを勝ち抜く上で、まだ手探りのあるチームにも「自信はつく」に違いない。そして怪我の影響で少し出遅れた香川にとっても、これからに向けて、弾みがつくはずだ。

(取材・文:本田千尋)

【了】

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