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プレミアリーグでまたも人種差別的チャント問題。マンUに是正勧告

text by 編集部 photo by Getty Images

ロメル・ルカク
マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカク【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのサポーターが、同クラブ所属のベルギー代表FWロメル・ルカクに向けて人種差別的なチャントを歌っているとして、反差別団体からクラブに向けて中止させるよう勧告が行われた。英紙『タイムズ』が伝えている。

 問題のチャントは先週行われたチャンピオンズリーグのバーゼル戦と、プレミアリーグのエバートン戦で本拠地オールド・トラフォードの一部観客席から聞こえてきたものだという。黒人男性の「性器のサイズ」についてのステレオタイプな見方が含まれる歌詞だったとされている。

 サッカー界の差別撲滅に取り組む団体「Kick It Out」はこのチャントを問題視し、ユナイテッドに対して中止させるよう求める勧告文書を送付した。「侮辱的で差別的なものだ。選手に対するサポートの意図を示すものであるかどうかにかかわらず、人種差別的なステレオタイプはサッカーにおいても一般社会においても決して許容されない」と同団体のスポークスマンは述べている。

 プレミアリーグでは先日、チェルシーのサポーターがスペイン代表FWアルバロ・モラタを応援するために歌ったチャントも、差別的な用語が含まれているとして問題視された。「Kick It Out」はモラタへのチャントも非難し、歌っていた観客を特定して入場を禁止するようチェルシーに求めている。

【了】

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