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ケルン、大敗したドルト戦の再試合は要求せず。「審判のルール違反はあったが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ボルシア・ドルトムント対ケルン
ボルシア・ドルトムントがケルンに5-0で勝利【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のケルンは19日、ボルシア・ドルトムントとの試合で受けた判定を不服としながらも、再試合を要求する申し立ては行わないことを表明した。

 現地時間17日に行われたブンデスリーガ第4節の試合で、ケルンはドルトムントに0-5の大敗を喫した。判定が問題視されているのは、ドルトムントのDFソクラティス・パパスタソプーロスが前半アディショナルタイムに記録した2点目のゴールだ。

 CKからのボールをパパスタソプーロスが押し込んだが、主審はGKへのファウルがあったと判断して一旦ゴールを認めず。その後、ビデオ判定を経て得点が認められた。だがファウルの笛でプレーが止められたのはボールがゴールラインを割る前だったとして、得点を認めるのは誤りだとケルン側は主張している。

 クラブ幹部は再試合の開催を要求する意向も示していたが、19日には申し立てを行わないことが発表された。抗議を行っても再試合が開催される可能性は低いと見込まれることがその主な理由だとされている。

 だが、判定が誤っていたというケルンの主張は変わらない。「ドルトムントは勝利にふさわしかった」と結果を受け入れた上で、「審判団によるルール違反があった」と述べ、ドイツサッカー連盟(DFB)に対して今回の問題点を明確にすることを要請する文書を送付すると述べている。

 ケルンはまた、今季から導入されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の運用についても苦言を呈し、「シーズン前に合意された条件が満たされないのであれば失敗に終わることになる」と警告している。

【了】

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