ペップ・シティ、2季目で明確なスケールアップ。ここ3試合で16得点0失点、死角はあるのか

2017年09月26日(Tue)11時47分配信

text by 山中忍 photo Getty Images
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中央でのプレーがすっかり板についてきたデ・ブライネ

マンチェスター・シティのデ・ブライネ。攻撃の中核を担っている
マンチェスター・シティのデ・ブライネ。攻撃の中核を担っている【写真:Getty Images】

 中でも、中盤中央でのプレーが板についてきたデ・ブライネは、6節までのリーグ戦アシスト数こそシルバに6対3でリードを許しているが、攻撃の中枢としての重要度ではコンビを組む相棒を凌ぐと言ってもよい。

 攻撃の糸を引き続けて各紙でマン・オブ・マッチの評価を得た4節リバプール戦(5-0)は、強豪対決で10人になった敵に容赦なくとどめを刺した点でも、今季の違いが確認された勝利となった。

 昨季のシティは、ポゼッションでの圧倒的な優位を得点差に反映できない試合が次第に増えていった。トップ6対決では、チェルシー、トッテナム、リバプールに勝てず、ユナイテッド戦とアーセナル戦での白星も2?1の辛勝だったのだ。

 今季のリバプール戦後、グアルディオラは、アグエロが3-5-2システムの前線でコンビを組んだガブリエル・ジェズスに施したアシストを殊更に喜んでいた。昨季のアグエロは、後半戦のジェズス加入でエースの座が危うくなった。

 それが再び先発の機会が増え、周囲からのチャンス供給も更に増えた今季は、自らもゴールを狙えた場面で20歳の後輩に得点機を譲る心の余裕すら見せて乗っている。

 プレミアで自身6度目のハットトリックを決めた5節ワトフォード戦(6-0)などは、アグエロによる3ゴールだけを例にとっても、シティの攻撃がより円滑で多彩になっていると理解できる。

 1点目のヘディングは、攻撃参加を見せたCBジョン・ストーンズが奪ったFKから、デ・ブライネが放った絶好のクロスに合わせたもの。2点目は、左サイドを突破したジェズスからシルバを経由したボールが、ゴールに走り込むアグエロの足元に届けられた。相手選手4名の間を自ら持ち込んで決めた3点目、ドリブルのきっかけは右サイドを上がったウォーカーからのボール供給だった。

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