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関根貴大、ドイツ移籍後初先発も前半のみで交代。監督は采配の効果を強調

text by 編集部 photo by Getty Images

関根貴大
浦和レッズ時代の関根貴大【写真:Getty Images】

 ドイツ2部インゴルシュタットに所属するMF関根貴大は、現地時間24日に行われたDFBポカール2回戦のグロイター・フュルト戦に出場した。同僚の渡辺凌磨はベンチ外で出番はなかった。

 夏の移籍からなかなか出場機会をつかめず、リーグ戦でも1試合の途中出場にとどまっていた関根だが、カップ戦で右ウィングとして加入後の公式戦初先発を果たした。しかし、持ち味を生かし切れず前半のみでロベルト・ライペルツとの交代でベンチに退いている。チームは3-1で逆転勝利を収めて3回戦進出を決めた。

 インゴルシュタットのクラブ公式サイトに掲載された試合後の記者会見レポートによれば、ステファン・ライトル監督は関根とライペルツの交代について「我々は後半開始から素早く正しい答えを示した。2-1にして勢いが出て、うまくいった。もちろん少しも幸運もあったが、今日はシンプルにうまくいった」と語った。

 関根が退いた後、インゴルシュタットは後半開始早々の46分に失点したが、48分にアルモグ・コーエンのゴールで1点を返すと、83分にはライペルツのアシストから同じく途中出場のシュテファン・レックスが逆転ゴールを奪う。87分にアルフレッド・モラレスがダメ押しの3点目を挙げて逃げ切った。

 終盤の2点目は途中出場の2人によって生まれたこともあり、ライトル監督の言う「勢い」が生まれたのは間違いない。チームは勝利したものの、関根にとってはほろ苦い結果に終わってしまった。この試合を糧に巻き返しを図り、次はリーグ戦での先発出場を目指したいところだ。

【了】

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