パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、ここ最近のプレーが低調だとして批判されており、先発メンバーから外されることになるかもしれない。30日付の英メディア『BBC』などが伝えた。

　現在18歳のムバッペは、昨シーズンのモナコでゴールを量産する活躍を見せて評価が急上昇。今年夏には買い取りオプション付きレンタルの形でPSGへ移籍した。完全移籍する場合の移籍金は1億8000万ユーロ（約237億円）に設定されており、同じくPSGが獲得したFWネイマールに次ぐサッカー界2番目の高額選手となる。

　PSGではここまで公式戦10試合で4得点5アシストと一定の数字を残してはいるが、最近の試合では精彩を欠いているとして批判の声も強い。DF酒井宏樹も出場したマルセイユとの試合では、フランスメディアから採点「2」などの酷評も受けていた。

　ウナイ・エメリ監督も決断を強いられることになるかもしれない。現地時間31日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）のアンデルレヒト戦では、ムバッペを先発から外す可能性があるという見方が伝えられている。

「他の選手たちと同じく、キリアンは先発するかもしれないし、しないかもしれない。何より大事なのは選手たちを尊重し、事前に決定を伝えることだ」とエメリ監督。ムバッペの調子については「高いパフォーマンスを見せてくれている」と擁護している。

　PSGはCLグループステージでここまで3戦3勝を収めており、今節の結果次第で決勝トーナメント進出を決められる可能性もある。先週末のリーグ戦に出場停止だったネイマールは復帰が見込まれている。

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