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香川真司 7年前

香川真司を貫いた「悔しさ」。首位攻防戦の期待感はドルトファンの失望に

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川真司は途中交代。早くも次を見据える

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次に向けて切り替える香川真司【写真:Getty Images】

 17分、チアゴがファーに振ったボールを、ペナルティエリア内でハメスが落として、ロッベンに軽々とゴールを決められる。

 ドルトムントもカウンターで反撃に出る場面もあったが、得点には至らず。32分の香川のシュートは、わずかにゴールの右に外れた。

「カウンターが出来ていたので、あと数センチだと思いますけど、感覚的には悪くなかったんでね。入ったと思いましたけど」

 その数分後、37分、バイエルンがさらに追加点。右のキミッヒからのグラウンダーのクロスを、レバンドフスキに右足のヒールで合わせられ、ゴールを奪われる。

 後半に入ると、ドルトムントがボールを持つことはできたが、攻め手に欠けた。持たされる展開だった。

 そして67分、アラバのクロスがそのままゴール。3失点目。

 68分、香川はゲッツェと交代となった。

「改めて今日の試合で悔しいなと、久々やっぱこのレベルで感じたので、それは自分でどう切り替えてやっていくか。もちろん受け入れなきゃいけないですし、ただ、この悔しさが僕自身をまたさらによくしていくと思っているし、それを信じてまたやっていくだけなのかなと」

 1-3で完敗の試合後、背番号23の体を貫いたのは、「悔しさ」以外の何物でもなかった。

「また過密日程に入るので、しっかりと自分のやることをまた整理して切りかえて、逆にこういうときというのは、次、早く試合をしたいものなので。逆にそれがないというのは、もどかしさがありますけど、これは受け入れなくちゃいけない事実で、代表もそうですし、クラブにおいても、このバイエルン相手に負けたっていう、やっぱりその悔しさは残っているし、それをしっかりと次へ繋げられるように受け入れるしかないですね、悔しいですけど。次へ向けて頑張ります」

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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