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イタリア代表、59年ぶりまさかのW杯予選敗退。1958年当時の日本で起きた5つの出来事【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

超ロングセラー&大ヒット商品続々登場

1958
ファンタ(左上)やスーパーカブ(右上)、チキンラーメン(左下)は定番中の定番に。日本に缶ビールの先駆けはアサヒ(右下)から【写真:Getty Images】

 1958年は日本人にとってなじみ深い商品が多く発売された年でもある。

 4月19日に日本コカ・コーラ社は「ファンタ」を発売した。1940年にドイツで誕生した清涼飲料水は、当時世界中で展開されていた15種類のフレーバーの中から「オレンジ」「グレープ」「クラブソーダ」の3種類が日本向けにラインナップされ、ビン入りで販売された。今では定番商品となり、老若男女問わず広く親しまれている。

 8月1日には本田技研工業が「スーパーカブ」を発売した。現在までの60年間、発売当時のフォルムは大きく変えず、マイナーチェンジを繰り返しながら世界中で親しまれるオートバイになった。耐久性の高さと燃費の良さが売りで、発売から60年経った現在は世界最多量産のオートバイならびに輸送用機器となっている。

 8月25日には日清食品が「チキンラーメン」を発売した。当時は85g入り35円と、国鉄の初乗りが10円の時代に少々高めの値段設定になっていた。しかし、乾燥麺を袋から取り出して丼に入れ、熱湯をかけてフタをして3分待つだけで食べられる手軽さが受けて大ヒット。今では当たり前になった即席麺の先駆けとなった。

 9月1日、朝日麦酒(現在のアサヒビール株式会社)は、日本初の缶ビール「アサヒゴールド」を発売した。1957年に当初は瓶ビールとして発売された商品だったが、翌年缶ビールとなり大きな話題を呼んだという。しかし、缶ビールといえど最初は缶切りで開けるタイプで、開栓時に「プシュッ」と音が鳴るプルトップ型の発売は1965年のこと。その後、日々の生活にあって当たり前の商品になっていった。

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