ベルギー1部クラブの経営権を日本企業が取得。DMM取締役「街に愛されるクラブに」

2017年11月16日(Thu)21時03分配信

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STVV
シント・トロイデンは今年8月に王者アンデルレヒトから大金星をあげた【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のシント・トロイデン(STVV)は15日、日本のDMMグループが同クラブの経営権を取得したと発表した。

 今年6月にSTVVの株式の一部を取得したDMMグループは、パートナーシップという形で半年間主に歩んできたが、晴れて経営権を取得することとなった。それにともなった発表会見に、DMMグループの取締役である村中悠介氏が出席した。

 クラブ公式チャンネルのインタビューに対し村中氏は、「ベルギーのサッカー教育のシステムは大変素晴らしいと思っています。さらにサッカー大国だと認識しています。優秀な若手選手を続々輩出している国であり、そういった点でも大変魅力的です。ビジネス面だけでなく、サッカー界全体の活性化に必要な若い選手の育成のシステム、そういったものを見ても、大変学べるのではないかと思っています」と語り、育成面の強化を図る方針を明らかにした。

「地元の子供たち、ユース世代の積極的な育成は、我々が力を入れていきたいことの1つです。子供たちの活躍する場を提供することもそうなんですが、優秀な指導者から適切な指導が受けられるようなことを連携しながらやっていきたい」

 そして「DMMとしては、まず街に受け入れてもらえるような、愛されるクラブチームを作っていきたい」と村中氏。「我々DMMは40以上のサービスを展開している企業で、STVVやシント・トロイデンという街に少しでも助けになれればなと思っています」とも語り、自社のサービスやネットワークを使ってチームを強化していく意向のようだ。

 一方で、地元の『TVリンブルグ』に対しては「僕らが経営権を持ったからと言って、STVVのやり方が変わるわけではない」と、強引な経営陣交代などの考えはないと明かした。あくまで地元に根ざしたクラブの土壌を尊重していく方針でいる。

 STVVには2015/16シーズンに元サガン鳥栖の小野裕二が在籍していたことで知られる。また現在は日本サッカー協会の技術委員長などを歴任した霜田正浩氏が、コーチとして現場で指導にあたっている。

 今季は久保裕也が所属するヘントや名門スタンダール・リエージュ、ゲンクなどを抑えて4位と躍進しているSTVV。今後は日本の若手選手や指導者がヨーロッパへ飛躍するための足がかりになることも期待される。

【了】

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