本田圭佑、確立した自分だけの「右サイド像」。信頼つかんだ前期から収穫のW杯イヤーへ

リーガMX前期リーグが終了した。負傷や高地順応で出遅れた本田圭佑は、転機を経て、パチューカで自身の右サイド像を作り上げている。クラブW杯、そしてW杯イヤーへと、活躍の土台はできつつある。(文:河治良幸)

2017年11月19日(Sun)15時14分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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信頼を高めて前期リーグ終了

本田圭佑
メキシコで初のシーズンを過ごした本田圭佑。前期リーグが終了【写真:Getty Images】

 リーガMXの17-18前期リーグは最終の第17節が行われ、本田圭佑を擁するパチューカはアウェーでアトラスと対戦。[4-4-2]の右サイドハーフで先発した本田は左にポジションを変えていた前半24分にカットインから右足シュートを放つなど攻め込んだが、前半終了間際にラファエル・マルケスのロングパスからホセ・マドゥエーニャに決められリードを許した。

 後半なかなか流れが向かないまま迎えた89分、本田のFKから相手DFのクリアボールがゴールマウスをギリギリ外れCKに。そこからエリック・サンチェスが放ったクロスボールをDFオーマール・ゴンサレスが落とし、最後はDFロベルト・エレーラが押し込んで、土壇場で追い付き1-1で引き分けた。

 前節ですでにリギージャ(上位8チームで行われるトーナメント方式のプレーオフ)出場権を失っていたパチューカは暫定12位で17-18前期リーグを終えた。本田はミランからの移籍当初、右ふくらはぎの違和感と高地への適応などが理由で出遅れたが、第6節のベラクルス戦で衝撃的なデビュー戦ゴール。徐々に出場時間を増やし、終盤戦では右サイドのレギュラーに定着して、さらに2得点を加えた。

 準決勝に勝ち残っているコパMXでは60メートルの4人抜きドリブルからのゴラッソを含む3得点をあげている本田。得点という結果でパチューカのサポーターのハートをがっちり掴んでいることは間違いないが、攻撃におけるリーダーシップと仲間からの信頼の高まりが、右サイドにあっても存在感を増す要因になっている様だ。

 もともとインサイドでのプレーを希望する向きもあった本田は[4-3-3]の右インサイドハーフあるいは[4-2-3-1]のトップ下が主要ポジションになると見られたが、中盤で同ポジションのビクトル・グスマンがチームトップの8得点をあげるなど好調な中で、1トップ気味のポジションや2トップで起用された。

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