【韓国 2-2 中国　E-1サッカー選手権】

　EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会、男子の第1節の試合が9日に行われ、韓国代表と中国代表が対戦した。

　日本代表と北朝鮮代表も含めた4チームが出場して東アジアの覇を争うE-1サッカー選手権は、2年前の大会で優勝した韓国と2位だった中国の激突で幕を開けた。

　開始8分、まず先手を取ることに成功したのは中国。右からの低いクロスに合わせたFWウェイ・シーハオが抑えのきいたシュートをゴール右隅に突き刺し、代表デビュー戦での初ゴールを挙げた。

　だが韓国もすぐに反撃に転じ、わずか4分後に試合を振り出しに戻す。イ・ジェソンがスルーパスを受けてエリア内右サイドに抜け出し、GKを引きつけて中央に戻したマイナスのボールをFWキム・シンウクが押し込んだ。

　さらに19分にはアシスト役とシュート役が交代してのゴールで韓国が逆転。前線へのロングボールを長身のキム・シンウクがヘディングで落とし、エリア内左サイドで受けたイ・ジェソンがゴール右隅へ正確なシュートを蹴り込んだ。

　序盤に試合が目まぐるしく動いたあとは両チームともにチャンスを得点に繋げられない展開が続いたが、粘りを見せた中国が76分に追いついてみせる。左サイドのリー・シュエポンからのクロスにユー・ダバオがヘディングで合わせ、左ポストを叩いたボールがネットの中へ。

　結局そのまま2-2で試合終了。日本代表とタイトルを争うライバル同士の激突は勝ち点1を分け合う結果に終わった。

【得点者】
8分 0-1 ウェイ・シーハオ（中国）
12分 1-1 キム・シンウク（韓国）
19分 2-1 イ・ジェソン（韓国）
76分 2-2 ユー・ダバオ（中国）

【了】