試合を決定づけた香川真司。「どんなにブサイクでも」。ドルトが示した“覚悟”

2017年12月13日(Wed)11時38分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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およそ2ヶ月半ぶりの勝ち星

香川真司
ドルトムントの全2ゴールを演出した香川【写真:Getty Images】

 そして後半に入って55分。遂にドルトムントは先制に成功する。クリスティアン・プリシッチが左サイドで獲得したFK。香川がファーサイド目掛けて蹴る。エメル・トプラクのヘディングは右のポストを直撃。跳ね返ったボールを、ソクラティスが豪快に右足で蹴り込んだ。

 キッカーを務めた背番号23は、「後半、先制点大きかった」と言う。

「あれで相手が攻めに来て。どっちにしろ後半、相手が疲れると思ってたんでね、その中でやっぱり先制点は大きかったですし、あれで相手がバランスを崩して攻めに来ていたので、よりカウンターがハマったのかなと」

 それからは少しマインツに押し込まれ、守勢に回ることになったが、それはドルトムントが試合の流れを引き寄せた証でもあった。先制した以上、無闇に前掛かりになる必要はない。しっかりとした守備から、カウンターを狙った。

 79分には、アンドリー・ヤルモレンコとのコンビネーションから、相手GKとの1対1の場面を迎えた香川。その時は決め切れなかったが、89分、エリア内を力強く横切ったオーバメヤンの折り返しを、今度はきっちり決めきった。

 リーグ戦では、9月30日のFCアウクスブルク戦以来の勝利が近づくアディショナルタイム。

 試合を決定付けた背番号23は、およそ2ヶ月半ぶりの勝ち星が近づく時間を、さほど長くは感じなかった。

「2点目が入ってから、別にそんなに苦しくなかったです。1点だと、厳しかったけど、2点入っていたから、2-0だったら、そこまで。ちょっと精神的な余裕は感じました」

(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

【了】

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