エバートンの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、現在のマンチェスター・シティが「プレミアリーグ史上最強」と呼ばれるのはまだ早いと主張した。英メディア『トークスポーツ』で話している。

　今季絶好調を維持しているシティは、現地時間16日に行われたプレミアリーグ第18節のトッテナム戦にも4-1で快勝。リーグ史上最長の連勝記録をさらに更新して「16連勝」とし、2位と8ポイント差で首位を独走している。

　18試合を終えて17勝1分けという成績もリーグ新記録。数字の上では歴代最強とも言える結果を残しているが、「彼らがそういう場所にいると言えるかどうかはわからない。もっと勝ち続ける必要があるだろう」とルーニーはシティを評している。

「プレミアリーグの歴史の中にはいくつもの偉大なチームがあった。シティがその中に入るためにはトロフィーを獲得し、もっと長い期間勝ち続ける必要がある」とルーニー。歴代最高のチームとしては、自身も在籍していた2008年のマンチェスター・ユナイテッドを挙げた。クリスティアーノ・ロナウドらを擁し、プレミアリーグ優勝とチャンピオンズリーグ優勝の2冠を達成したチームだった。

　今季のシティには、2003/04シーズンにアーセナルが達成したプレミアリーグ無敗優勝の再現を期待する声もある。だがルーニーは「無敗で行けるとは思わない。信じられないほど素晴らしい戦いをしているけど、プレミアリーグはすごく難しいものだ。特にこれからクリスマスの時期はね」とシティの苦戦を予想している。

【了】