日本と同組のセネガル。リバプール所属のマネが生む、アフリカ屈指の破壊力【ロシアW杯全32チーム紹介】

2017年12月19日(Tue)10時19分配信

シリーズ:ロシアW杯全32チーム紹介
text by 河治良幸 photo Getty Images
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最大の注目選手は右サイドのマネ

セネガルフォーメーション
セネガル代表の基本フォーメーション。

目標:ベスト4
ノルマ:1勝

 4大会ぶりの本大会となるセネガルだが、シセ監督が掲げる目標は02年W杯のベスト8を超える成績、すなわちベスト4以上だ。ただ、現実的に考えればコロンビア、ポーランド、日本と戦うH組でグループリーグを突破すれば、そこから先は失うもの無く、順当ならベルギーとイングランドの勝ち上がりが予想される相手にチャレンジすることになるだろう。

 最大の注目選手は右サイドのマネだ。驚異的なスプリント能力と切れ味鋭いドリブルでゴールを狙う。サウサンプトン時代の2015年5月には3分足らずでハットトリックを記録して話題になるなど、右利きの右サイドアタッカーとしてはかなり高い得点力を備える。無点は好不調の波があまりにも激しいことだが、約3週間の準備をへて短期決戦で入って来るだけに最大級の警戒が必要だ。

 そのマネに次ぐ新たなタレントとして期待されるのが左サイドのケイタ。左右の足を駆使した変幻自在のドリブルから正確なシュートでゴールを仕留める。ラツィオに所属していた昨季はセリエAで16得点をあげて大きな注目を浴びた。今季は内転筋を痛めて苦しいシーズンを過ごしているが、コンディションさえ戻れば躍進の大きな力になるポテンシャルは十分だ。

 ミランで本田圭佑の同僚だったことでも知られるニアングは中央のFWが本職だが長身の割にスピードがあり、[4-3-3]の左サイドをケイタと争う。ポストプレーと飛び出しの両方をこなし、空中戦の強さも備えるが、なぜかゴール前でのセンスが無く、なかなかゴールを決められない問題を抱えている。[4-3-3]のセンターFWサコとソウがスタメンを争うが、ロンドン五輪で大活躍したコナテも面白い存在。クロスに合わせるセンスが高く、一瞬でマークを外して飛び込んでいく。

 最終ラインの中央にはセリエA屈指のCBとして名高いクリバリがいる。圧倒的な対人能力に加えて、バランス感覚も備える。個人能力の高い選手が集まるチームだが、組織としても連係が取れているのはクリバリの存在が大きい。

 キャプテンのクヤテは本職MFだが、予選の終盤戦は最終ラインで189cmの長身と統率力を発揮した。まさしく02年W杯でチームを支えたシセ監督の現役時代を彷彿とさせる存在感があり、チームの90分にわたる集中力を支える正真正銘のキャプテンだ。

(文:河治良幸)

【了】

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