過去最高級の数字も…評価が釣り合わないマンU。2年目のモウリーニョが植えつける闘争心

2017年12月20日(Wed)10時20分配信

text by 山中忍 photo Getty Images
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白旗を上げなかったモウリーニョ

 開幕18戦で41ポイントのペースで勝ち点を重ねれば、最終的には87ポイント。過去4シーズンのうち3シーズンでは、プレミア王者となっているポイント数を稼ぐ計算になる。

 そう考えれば、当のモウリーニョが「もう少し我がチームを評価してもらいたいものだ」と不満を漏らしたくなる気持ちも理解できる。

 例えば、手堅い勝利として片付けられた感のある、10節トッテナム戦(1-0)。その2週間前にリバプールとスコアレスドローを演じてもいたユナイテッドには、慎重な戦い方に対する批判さえあった。

 だが実際には、勝ち点では並んでいた2位対3位という、優勝争いにおけるライバル対決での価値ある零封勝利だった。

 対戦当時のトッテナムは、ユナイテッド戦の前後に、プレミアではリバプールから4得点、CLではレアル・マドリーから3得点を奪って勝利してもいる。先の18節でシティに完敗(1-4)して7位に落ちたトッテナムとは、自信も勢いも違っていたチームから、ホームで狙い通りに勝ち点3を奪ったはずなのだ。

 ユナイテッド自体は、16節でのマンチェスター・ダービーでシティに敗れてはいる(1-2)。巷では、優勝はシティの物という見方がさらに強まることになった。しかしモウリーニョは、一般的な見方を受け入れようとはしなかった。

「判定にも恵まれているようだから、ひょっとすると」といった言い方には好き嫌いが別れるが、ユナイテッドのファンにすれば、首位との差が11ポイントに開いたとはいえ、12月の時点で地元ライバルでもあるシティとの優勝争いで白旗を上げるような監督などご免だろう。

 試合後の控え室で音楽を大音量で鳴らして勝利に沸くシティ陣営を「敬意に欠ける」と非難した発言も、ユナイテッド指揮官として、「思い上がるな。勝負はまだ終わっていない」と告げているようにも受け取れた。

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