長友佑都、ミラノダービーでフル出場。相手エースを封じるも、失点関与で後味の悪い敗戦に

27日に行われたコッパ・イタリア(イタリア杯)準々決勝でミランと対戦したインテルは0-1で敗れカップ戦敗退となった。長友佑都は先発フル出場を果たし、相手エースのスソを苦しめるなど献身的な守備をみせたが、延長戦では同選手に試合を決定づける仕事をさせてしまうなど後味の悪い内容になってしまった。(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

2017年12月28日(Thu)16時34分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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スソにしっかり対応した長友

長友佑都
インテルのDF長友佑都【写真:Getty Images】

「ミランが気合いを入れてきてる? 僕たちもそうだ。長いシーズンだから不調の時期もある。でも強いチームは立ち上がるものだ。僕たちはインテルだ」

 コッパ・イタリア準々決勝で実現したミラノダービーの試合直前、長友佑都は地元メディアにこう気込みを語っていた。5回戦のポルデノーネ戦からリーグ戦で2戦を挟んでの先発復帰。ミランの攻撃の柱であるスソを止めるというタスクはきっちりとこなし、素晴らしい集中力でボール奪取を見せていた。だが0-0で迎えた延長前半、そのスソを詰めきれずクロスを許し、それが決勝ゴールに繋がってしまった。

 パフォーマンス自体は悪いものではなかった。左サイドバックとして先発し、対面のスソを見る。大幅な戦力補強にあおりを受けて色々とポジションを移されたミランのエースは、3トップの右という定位置に戻っていた。ウイングではあるがサイドには張らず、臨機応変に中へも切り込みながらチャンスを作っていく。非常にマークのしづらい相手である。

 しかし長友はスソの動きに目を離さず、ボールを保持していない時点から注意深く張り付いた。裏へ飛び出そうとすればそれに動き、相手が低い位置でボールを受けようとすれば高い位置でプレスを掛ける。もちろん、ボールを持てば簡単にプレーはさせない。22分、中に絞ってミドルシュートを狙おうとした相手に対し、張り付いて動きながらシュートブロック。上を狙ったパスも通させなかった。

 27分に1対1を仕掛けられた時の対応は秀逸だった。ドリブルで切り込んでくるスソに対し、バックスステップを取りながら間合いを取る。切り返しにも喰らい付き、最後は体を寄せてボールを奪った。

 その後も何度となく攻められるが、味方の協力も得ながら粘り強くカバーリング。守備に重点を置く一方で高い位置は取らせてもらえたので、攻め込んでクロスを上げる場面もあった。

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